リカバリーについて!

暑さが少しやわらいで徐々に秋を感じられるようになってきました。過ごしやすい気候になると、ウォーキングやランニングなど体を動かしたくなってきますね。運動後には、疲れた筋肉をほぐして筋肉痛や疲労に効果のある「リカバリー入浴」がお勧めです。

運動後の体と心に効くリカバリー入浴

筋肉の疲労回復には温めて筋肉内の毛細血管を広げることが大切だからです。運動後には、筋肉を動かすエネルギーが使われたことで産生した疲労物質が溜まっています。疲労や筋肉痛のもとですね。入浴で体が温められることで筋肉内の毛細血管が広がり、血流がよくなって疲労物質が排出されるのです。湯船のなかでマッサージするのもよいです。

夜はぬるめの湯に入浴すると、自律神経でアクセル役の交感神経が優位の状態から、ブレーキ役の副交感神経を優位の状態になります。心と体が眠りやすい状態に導かれることで、快眠による疲労回復も期待できるのです。

運動の時間帯別入浴法

運動する時間帯別の入浴の方法を教えていただきましょう。

【朝・日中運動派の入浴法】
(1)運動直後は水分補給、ストレッチなどでクールダウン
(2)シャワーや湯船でざっと汗を流す
(3)夜はしっかりと湯船に入浴(38〜40℃のぬるめの湯に15~20分程度)

朝や日中に運動する場合は、その後にも活動することを考え運動後はシャワーのみにします。ぬるめの湯で入浴すると副交感神経が優位になって、リラックスモードになってしまうからです。

そのかわり、夜にぬるめの湯でしっかりリカバリー入浴をします。疲れが取れるだけでなく、副交感神経が優位のリラックスした状態になることで、その後の睡眠の質にもよい影響があります。

【夜運動派の入浴法】
(1)運動直後は水分補給、ストレッチなどでクールダウン
(2)38〜39℃のぬるめのお湯に15分程度

運動直後は呼吸数や心拍数が高くなっている状態です。そのまま入浴すると体への負担が大きいので、クールダウンの時間を取りましょう。ぬるめの湯で入浴することで、交感神経が優位の状態から副交感神経を優位になり、心と体を眠りやすい状態に導くことができます。

暑さの残る時期の入浴のコツと注意点

今の時期のお風呂が何となく苦手という人は、冬と同じように入浴していないでしょうか。

まず、入浴前後の水分補給をしっかり行いましょう。入浴中は汗をかきますので、入浴前にも水分補給をするのを忘れないでください。

また、意外と一年中湯温を同じにしている方が多いもの。気温が高い時期は、やや低めの38〜39℃程度が、体に負担がかからずに入浴できてお勧めです。クールタイプの入浴剤を使うのも、上がった後のほてり感も少なく、心地よく入浴できます。メントールなどの爽快成分や、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)配合のものが湯上りにさっぱり感があり、お勧めです。

温浴効果を高め、血行促進し、疲労回復効果も期待できます。

次の日に疲れを残さないのは大切なことです。リカバリー入浴をセットにすることで、無理なく楽しく運動を続けられそうです。

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