■座位広背筋チェック
広背筋のチェックは体側の筋肉の柔軟性と可動域を知り、さらに骨盤と背骨の左右のゆがみについて知るためにに行っていきます。
身体の横を覆っているのは広背筋です。 腰から腕の内側についている広背筋は腕を回す、振る、引くなど、肩関節を中心とした上腕の動きや運動に関与しています。 また広背筋を鍛えることによってあらゆる姿勢をキープできるようになります。
より身体を安定させてチェックするために、座って行いましょう。では、その座位広背筋チェックを下記解説を参照して行ってみましょう。
1 | 胡坐をかいて座り、身体の横に一方の手をつき、もう一方の手は耳横に挙げます。 |
2 | 息を吐きながらついた手で身体を支えながら横前に倒します。 |
3 | 広背筋が伸びるのを体感しながらゆっくりと倒して行き、現時点での自分の柔軟性と身体の歪みをチェックします。 |
4 | 挙げる手を換えて反対側も同じようにして行います。 |
Check Point①では、姿勢をキープするときに骨盤や背骨のゆがみを認識することができます。
Check Point②と③では、広背筋の可動性と体側の筋肉の柔軟性を知ることができます。さらに、左右の硬さの違いを体感することで、左右のどちらに骨盤が歪んでいるかを知ることができます。
座位広背筋チェックの目標到達地点は次の通りです。
- 骨盤から首までの背骨に丸みを出すことができる。
- 左右ともバランス良く伸ばすことができる。
- 体側が十分に伸びていることを体感できる。
これらについて到達していない方は、上の座位広背筋ストレッチを行うと同時に、
脚上げ背骨ストレッチや骨盤回旋運動やキャッツ&ドッグスを重点的に行っていきましょう。