汗をかかない4つの原因

同じ状況、条件で過ごしても、たくさん汗をかく人とかかない人がいます。汗をかかない人の原因はどこにあるのでしょうか?

身体的な問題として発生している汗を掻きにくくなっている原因について紹介します。原因をしっかり理解して対策法に繋げていきましょう。

筋肉量の低下

何をしてもあまり汗をかかない人は、筋肉量が少ない可能性があります。筋肉量が少ないと「基礎代謝」が低くなり、体温が上がりにくい為なかなか汗をかけません。

基礎代謝というのは、いわゆる「何もしていなくても消費されるエネルギー」のことをいいます。私たちは座っていても、寝ていても、ただ息をしている時でも心臓や胃腸、肺などが働き続けている為、その分のエネルギーを消費しているのです。そしてそのうち4割程が筋肉で消費されています。

逆に脂肪が多い人は脂肪自体が冷たい為、体の芯が低体温である場合が多く、基礎代謝が低い傾向があります。お尻や太ももなど、脂肪の多い部分に触れると冷たいのが分かるかと思います。

運動を行っても筋肉量が少ない人では汗をかきにくく、じっとしている状態では更に汗を掻きにくくなります。筋肉量は比較的に女性よりも男性に多くついているので、女性の汗をかく量が少なく、男性に汗っかきの人が多い理由がこれに該当します。

更に、老化に伴い筋肉量が減少してしまう傾向もありますので、この原因によっても老化とともに汗をかきにくくなります。

冷房の使い過ぎ

夏は職場やお店の中などで、冷房が効きすぎている場合があるかと思います。冷房が効きすぎている場所で長く過ごしていると、体が冷え切り、熱を逃がさないよう発汗を抑えようとします。

本来体には、体温調整をするための「汗腺機能」が備わっています。しかし、空調設備によって汗をかく機会を失っていると、この機能が低下し暑くて汗をかきたくても、体がうまく反応せず、汗をかけなくなってしまいます。

特に室内と外気の温度が8度以上更に湿度が30%以上差が発生していしまっている空間に長時間居続けると、汗をかく機能が狂いやすくなります。

汗をかけないことでちょっとした運動で疲れてしまったり、体力を異常に奪われてしまうこともありますので、注意しましょう。

汗腺の減少

「汗腺機能」の流れですが、人は3歳までの間に、汗を分泌する腺である汗腺の数が決まってしまうと言われています。

活発に働いている汗腺がたくさんあれば健康的に汗をかくことができるのですが、3歳までに汗をあまりかかない環境で育ったり、汗腺の数は多くても冷房や運動不足などによって汗をかかずにいると汗腺が働かず退化してしまい、活動する汗腺が減って汗をかきにくくなります。

ある程度の数に関しては幼少期に決まってしまいますが、汗腺の機能を鍛えることは出来ますので、大人になってからも汗腺を鍛える手段などが、汗を正常にかけるようになるためには有効な方法になります。

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