■腹筋チェック
腹筋チェックは腰周りの筋肉の柔軟性と腰椎の可動性を知るために行っていきます。腹筋の深部体幹筋(インナーマッスル)である腹横筋と多裂筋は脊柱を安定させるために重要な筋肉です。この筋をうまく収縮することができないと腰に負担がかかります。
また、腹筋が弱いと内臓全体が下垂してしまいます。腹直筋を強化すると内臓全体が正しい位置に収まり、内蔵機能の働きや消化吸収機能も良くなり、食事が美味しく十分な栄養を取り入れる状況を作ってくれます。
では、その腹筋チェックを行っていきましょう。
1 | 床に両膝を90度に立てて座ります。 |
2 | 両腕を前方へ上げた姿勢から、上体を後ろへ倒して行きます。 |
3 | 背骨の一つ一つを感じるようにゆっくりと倒して行き、現時点での自分の柔軟性と身体の歪みをチェックする。 |
Check Point①では、姿勢をキープするときに腹筋に力が入っていることを認識することができます。
Check Point②と③では、腰椎の可動性と腰周りの筋肉の柔軟性を知ることができます。
腹筋チェックの準備動作として
上の写真のように腹筋チェックの準備動作として、仰向けになり伸びを行うと腹筋周りの筋肉が伸びやすくなります。
身体全身がじわりと伸びていくことを体感しながら行ってください。
腹筋チェックの目標到達地点は次の通りです。
- 背骨を1本ずつ下ろすことができる。
- 左右のバランスを崩さずに腹筋を使えている。
これらについて到達していない方は、上の腹筋エクササイズを行うと同時に、
ローリング・ライク・ア・ボールやコブラのポーズを重点的に行っていきましょう。